【SST】それぞれの物事にかける時間の目安を知り、合わせることができる

2019-09-09

 マイペースで周りに合わせて行動するという意識があまりなく、必要以上に時間をかけてしまうことが多いです。戸外活動で昼食を選ぶ時に他の子が買い終えているのにまだ迷っていたり、がんばった子や優しかった子の発表をする時にその場で何を言おうか考えていて時間がかかったり、運動遊びの整列係をする時に少しでもずれている子がいると気になって長引いてしまったりし、周りのお友達から「まだ?」「もっと早くして」と思われてしまうことがあります。一方、宿題の発表は紙に書いて準備しておくことで、すぐに言えるようになりました。また、「時間をかけずに〇〇してね」と予め声を掛けた時は普段より早くできていて、意識すればその場に限り改善されています。


 まずは、経験を通してそれぞれの物事にかける時間の目安を覚え、慣れてもらいます。例えば、昼食を買う時には、予め「5分くらいで買い終えてね」などと伝えておき、スムーズに買い物を済ますことができるようにしていきます。発表は順番が来る前に言うことを考えておくよう声を掛けていきます。発表が長くなった場合には一旦話を切り、もう一度考えを整理してから再チャレンジしてもらい、10秒ルール(指名されてから10秒以内に話し終えるというルール)も守れるよう意識してもらいます。また、発表をスムーズにするため、発表内容を考えながら言うのではなく、「いつ」「だれと」「何をした」というように、まとまりを作って発表できるよう練習していきます。整列は、どのくらいの時間・状態で終えるのが適当かを、お手本を示したり一緒に行ったりしながら身に付けてもらい、ほどほどの時間で終えられるようにしていきます。必要に応じて、昼食の候補を前もって決めておいたり、発表内容をメモしておいたりする等、周りの子と同じくらいの時間でできるよう工夫もしていきます。繰り返し経験する中で時間的感覚や、まとまりを捉えて話を構成する力を育み、周囲に合わせて行動する、又よりスムーズに発表することができるようにしていきます。

Juri, F.